森田悠介氏のレビュー&ai kuwabara trio projectインタビュー of VINTAGE FACE

プロベーシスト森田悠介 様にM-DIのレビューを頂きました!!
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インタビュー

Q:•主な使用楽器、機材は何ですか?
 楽器は主に国産のTUNEが展開するPHOENIXというブランドの、バックアイという木材を使った33インチの5弦ベースで、東京Jazzでもこれを主にプレイしました。他にTUNEの今は生産されていない5弦のGAPというモデル、そして新たにフレットレスも導入しました。
フジゲンのアッシュのジャズベースも所有しています。
 アンプは会場にあるものを使用することが多いですが、大きな会場の際はtc electronicのアンプを使わせて頂く機会が多いです。DIは今まではAVALONのU5を使用しておりました。
Q:•今回新たに入手したM-DIと既存のDIとの印象の違いはいかがでしたか?
 まず最初にモニターからの音圧が、グッ!とパワーが上がった印象でした。あの小振りな箱の中に、一緒にプリアンプも内蔵されているのでは?と思うくらいに、充分に存在感のある音でした。あとは高音域の繊細さもクリアーに再現されていましたし、本当に広いレンジに渡って上から下まで綺麗に出力されていました。
以前に、他の小型のDIもいくつか使用したことがありますが、パワーがあるものは少しクセのある音という印象がありました。しかしこのM-DIはアダプターを必要とするとはいえ、そのパワー感と本当のクリアさを兼ね備えているので、他の同等のサイズのDIとは一線を画すものではないかと思います。

Q:また一緒に試したMONOSASHIはいかがでしたか?
 こちらも、もの凄くファットな音圧のある音がブッ!と飛んでくる印象でした。しかしフルパワーでも決して歪む事はなく、あくまでクリアーなファットさでした。特にリハーサルで使用したampegの大きなキャビネットの組み合わせでは、標準のヘッドアンプを通した時とは全く違う新鮮な音の風が感じられました。
このトリオ編成では特に、中音を小さめに設定しているのですが、それでも充分に背中から音圧を感じることのできる気持ちよさがありノーストレスでプレイできました。tc electronicの10インチ×4発のキャビネットとの相性も良かったのではないかと思います。
今回試させてもらったのはMONOSASHIの緑色のアンプタイプだったのですが、ラックマウントタイプも気になっています。
Q:今後どのようなシーンで活用されますか?
 特にM-DIなのですが、これは本当にレコーディングにもライブにも、どんな会場でもどんなアンサンブルでも威力を発揮すると思います。
結局、お客さんに聴いていただく事になる外音はDIのサウンドが決定打となりますので、これは大きな安心感に繋がります。そして特にシビアなレコーディング環境にも向くと思いますので、これから積極的に使っていけたらと思っています。

リハーサルの時のセッティングより
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東京Jazzフェスティバルのセッティングより

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Photo by (c)岡 利恵子

メッセージ…

このMONOSASHIを組み込んだセッティングは、今すでにアンプセットを持っている人にも、会場のアンプをよく使用するという人にも、どちらにもオススメできます。
特に、指のタッチを繊細に出力したいという人には確実に、ワンランク上の「音場」を生み出してくれる事でしょう。
また、パワーアンプの組み合わせやレイアウトも、人によって様々な好みで組み上げることが出来るので、ある種の「カスタマイズの楽しみ」のようなワクワク感もありますね。
きっと独自の音作りに、一役買ってくれるアイテムだと思います。
                     森田悠介







スペシャルインタビュー!!
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 確かな技術力、情緒豊かな楽曲表現による独創的な世界感が話題を巻き起こしているジャズピアニスト桑原あい さん。

 2012年11月アルバム「from here to there」で全国デビューを果たし、翌年4月には2ndアルバム「THE SIXTH SENSE」でタワーレコードジャズチャート1位を獲得。
繊密に練られた楽曲構成と即興演奏を主体とする彼女の作曲作品を、作編曲で培ったロジックとJazzインプロビゼーションを交差させ楽曲を彩る共同プロデュース兼ベーシスト森田悠介さん、堀越昭宏氏率いるコズミック・ジャズ・ユニットXSや和製R&Bバンド円人図といったclub・R&B・Funk要素の強いアンサンブルを生きたビートで支え活躍するドラマー今村慎太郎さん からなる、スペシャルなピアノトリオ “ai kuwabara trio project"として 第12回 東京JAZZフェスティバルに出場を果たした。
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photo by (c)岡 利恵子

ステージは彼女が音楽ライフにおける「先生」のような存在だと讃える巨匠Michel Petruccianiの「35 Second Of Music And More」をドライブ感たっぷりにアレンジしたカバーから始まり、彼女の情緒豊かなオリジナル曲を中心にドラマチックに展開、会場全体を大きく魅了した。MCにて彼女自身が感極まるシーンもあったが、パフォーマンス中の彼女とのギャップに妙なリアリティを感じたのがまだ記憶に新しい。観客席まで感動が伝わったのは言うまでもない。
確かな感触を得ながら大きく進み続ける三人に、ビッグステージを終えた今の気持ちと今後の展望を聞いてみることにしよう。

━━━VF:東京Jazzフェスティバル出場、おめでとうございます。そしてお疲れ様でした!東京国際フォーラムでの5000人規模のライブステージでしたが、堂々とした素晴らしいパフォーマンスでした。ステージをやり抜いた今どのようなお気持ちでしょうか?

  • 本番の演奏中のことはほとんど覚えていなくて、全6曲、45分間は、あっという間でした。正直、手足はずっと震えていましたが、すごくすごく楽しかったです。
  • ステージ上から客席をみたら、海みたいで、本当に凄い景色で、「嬉しさ」はとっくに越えた感情になってしまいました。やっぱり想像していたよりも、遥かに、凄い、景色でした。
  • ですが、ホールということもあり、ステージ上では、みんながお互いの音をいつも以上に聴きながらアンサンブル出来て、良かったなと思っています。ホールがすごくよく響くので、反響ももちろん多く、全員が、"瞬時に鳴らした音"を信じて演奏しました。
  • 今までになかった規模の演奏経験で、これからのトリオ、アンサンブルの在り方について、また考えるきっかけになりました。
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  • photo by (c)中嶌英雄

━━━VF:ありがとうございます。ファンの皆さんにむけて、何か当日の裏話などがあれば一つ教えてください。

  • 桑原:バックステージで、Steve Gadd氏やBob James氏と会ってお話させてもらえたのが本当に光栄でした。お二人とも私たちの本番の演奏を聴いて下さって、素晴らしいアドバイスも下さいました。
  • 森田:Bob James氏は、そんなに小さな手でどうしてあんなに弾けるんだ!と言って、あいちゃんと手のひらを合せたりして、フレンドリーに接して下さっていました。

━━━VF:それもまた貴重な経験でしたね。ところで、アルバム「THE SIXTH SENSE」はそのテーマがとても面白いですね。東京Jazzをきっかけにai kuwabara trio projectを知った方のために、アルバムの楽しみ方を今一度教えてください。

  • 2ndアルバムであるこのTHE SIXTH SENSEは、コンセプトアルバムとして最初から最後まで通して一つのストーリー性を持つように作曲されています。
  • 例えば、ある曲で使われていたモチーフが形を替えて別の曲に表れていたりと、色々な発見があると思います。私達のWebサイトには楽曲ごとの解説も書いていますので併せて読んで頂ければ幸いです。

━━VF:ありがとうございます。
(THE SIXTH SENSEについての興味深いインタビューはこちらも要チェックです。
今後のライブ予定等あれば教えてください。

  • 都内での次回のライブは10月30日(水) ■サッポロシティJAZZ in 東京■ @明治神宮外苑特設テント (東京デザイナーズウィーク入場券付き) 90分のステージです。 おそらく、東京JAZZのステージより暴れ回ることになるでしょう(笑)
  • 是非是非、観に来ていただきたいです!! 180°の天井スクリーンに映し出される映像美もご堪能ください!!http://sapporocityjazz.jp/p_intokyo/schedule.php
  • それと滋賀にもいきます! 10/19(土) ■大津ジャズフェスティバル■ @大津市民会館大ホールhttp://otsu-jazz.com/index.html
  • また今後は海外でもプレイする事ができたら良いなと思っています。

━━━VF:東京Jazzの後も見逃せないステージばかりですね!せっかくなので最後に少しアンプセットのことを桑原さんと今村さんにお伺いしたいのですが、森田氏のアンプセット変更に伴うアンサンブル時の印象の違いなどがあれば教えてください。

  • 桑原:森田くんのベースプレイの特徴でもあるのですが、私は彼にいわゆる「ベース」とは言えないプレイを求めることがあります。それは、私が「彼のフレージングやイマジネーションを、ベースという楽器を使って表現している」と理解しているからです。そうなると、場所によっては高音域での音の立ちが必要になってきたり(もちろんそこに森田くんならではの音の出し方や感情の入れ方が必要になります) 、ごまかさないで弾いて欲しいフレーズやメロディがでてきますが、Vintage Faceさんの機材を使ってからは音の粒の立ちが前よりハッキリしたかと思います。真ん中を弾いても『弦』の音が出るなぁと感じました。もちろんLowのファットな音でバッキングしてもらう時も、リズムのアクセントがよりハッキリするようになったので、アンサンブルしていてとても楽しいです。私もクリアな音が好みなので、MONOSASHIさんを用いたセッティングは、森田くんのベースや,プレイに合ってるなぁと感じます。

━━━

  • 今村:今回のアンプセットは簡単に言うと、とても素直な音ですね。ゆうすけ君がどうゆう感情で何を表したいのか、とてもよく伝わってきます。
  • あいちゃんも言ったように、ゆうすけ君のプレイは幅が広いので、 特徴のあるアンプセットだと、どこかが弱くなったりするんですが、今回のはすべてが均一に伝わってきて、とても分かりやすかったです。

━━━VF:ありがとうございました!!!
※東京JAZZフェスティバルの特集が予定されております。要チェックです!
【NHK BSプレミアム】
 10月08日(火)23:45~25:14
 10月19日(土)25:25~26:54
 10月26日(土)25:25~26:54

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photo by ©中嶌英雄
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photo by (c)岡 利恵子
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photo by (c)岡 利恵子

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桑原あい 
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1991年生まれ。2010年、洗足学園高等学校音楽科ジャズピアノ専攻を卒業。これまでにピアノを蟻正行義、山下葉子、財満和音の各氏に師事。 幼い頃から活躍し、ヤマハエレクトーンコンクール全日本大会金賞を含む入賞多数。2004年、雑誌「AERA」に天才エレクトーン少女として掲載される。中学生後半よりピアノに転向。高校卒業後、2010年4月にファーストライヴを行い、企画・演出・作曲のすべてを自身で手がけ好評を得る。現在は各地でのライヴをはじめ、ジャンルを問わず様々な演奏活動を行っている。2011年5月から8月にかけ、ヤングアメリカンズ・ドイツ公演のピアニストとしてドイツに滞在し演奏活動を行う。2011年10月から11月にかけて、大泉洋『大泉ワンマンショー』のピアニストとして全国ツアーに参加。ファッションブランド「mastermind JAPAN」初のオフィシャルCD参加や、Def Tech ベストアルバム参加など、レコーディングワークも多数行う。 2012年5月にすべて自主制作された1stアルバム『from here to there』にボーナストラックを加え、同年11月にeweから改めてリリースし、全国デビューを果たした。翌年2013年4月にリリースした2ndアルバム『THE SIXTH SENSE』は、タワーレコードジャズチャート1位を獲得。Japan Times誌2013年上半期ベストアルバム(ジャズ部門)に選出される。 2013年には、サッポロシティジャズ札幌公演・東京公演共に出演。第12回東京JAZZフェスティバル出演。




森田悠介
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1988年兵庫県生まれ。様々な楽器を経て、高校時代よりベースを始め、Jazzも独学で始める。東京音楽大学作曲専攻卒業。作曲を三枝成彰、服部克久各氏に師事。エレクトリックベースを鳴瀬喜博氏に師事。在学中より自身のセッション活動で様々なプロミュージシャンと共演。またクラブシーンを中心に様々なサポート&レコーディングワークにも参加。大学卒業後、Michael JacksonやStievie Wonderの楽曲のコンピレーションアルバムのアレンジを担当。Jazzの語法を用いたインプロビゼーションと、クラブシーンで培ったダンスミュージックのグルーブ、そして作編曲で培ったロジックを併せ持つ新世代のベーシスト。
現在はai kuwabara trio projectの共同プロデュース、ベーシストとして活動する他には、様々なアーティストのサポートやアレンジワークも精力的に行っている。
http://yusukemorita.jimdo.com/














今村慎太郎 
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1980年福岡生まれ。アマチュアドラマーだった父親の影響を受け、3歳の時にYAMAHAポピュラーミュージックスクールに入る。高校在学中にイギリスリバプールにある Liverpool Institute For Performing Artsの夏期セミナーに参加。高校卒業と同時に渡米。バークリー音楽大学に入学し、Kenwood Denard氏に師事。2005年9月帰国。東京に活動の拠点を移し、現在は自身のバンド『円人図』、『Loostripper』としても活動する傍ら、ライブやレコーディングのサポート等でも活動中。











ai kuwabara trio project オフィシャルHP

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